シンポジウム
2016年度シンポジウムのお知らせ
超高齢化社会のなか、介護を中心とした家族への「ケア」をめぐる課題が大きくなっています。介護保険施行後15年余りが過ぎ、サービスの選択肢ができてきた一方で、家族のあり方や価値観が多様化し、女性の就業の進展や雇用不安定化などにより、従来のような家族、特に女性を中心としたケア提供を前提とした体制は限界をむかえ、時代や社会の変化に対応した新たなケアのあり方が求められています。
本講演会では、在宅を中心とする家族介護者のケアをめぐる現状と課題を整理し、男性介護者(息子介護)や若者(ヤングケアラー)によるケア、さらには介護と育児というダブルケアなど、新たなケアの実態について多角的な視点から捉えていきます。家族ケアの実態から、求められる家族支援策、超高齢化社会や家族ケアの今後について議論していきたいと思います。
プログラム:
<第1部>
基調講演
「介護する人(ケアラー)に社会的支援を」 堀越栄子(日本女子大学家政学部教授)
パネリスト講演
「在宅での家族介護の負担」:菊澤佐江子(法政大学社会学部准教授)
「ヤングケアラーとして見えたこと」:井手大喜(草加市議会議員、ケアラー)
「広がるダブルケアにどう向き合う?」:佐塚玲子(特定非営利活動法人よこはま地域福祉研究センター センター長)
「男性性とケア―おとこの看方とその見方」:平山亮(東京都健康長寿医療センター研究所研究員)
<第2部>
全体討論
コーディネーター:大沢真知子(日本女子大学現代女性キャリア研究所所長)
講師プロフィールなど詳細はこちらをご覧ください→チラシ
要申込、お申し込み先:(外部サイト、こくちーず内)http://kokucheese.com/event/index/433425/
なお、こくちーずがご利用になれない方は、当研究所にお電話もしくはメールにて、ご氏名・ご連絡先をお伝えの上、お申込みください。
出版しました
研究所の調査をもとにした著書、『なぜ女性は仕事を辞めるのか―5155人の軌跡から読み解く』(日本女子大学現代女性キャリア研究所編・岩田正美/大沢真知子編著)が青弓社から出版されております。
ご関心がございましたら、是非お近くの書店でお買い求めください。
詳しくは以下チラシをご覧ください。
チラシ
「Parental Leave Policies and Women’s Employment in Japan:Manegerial Responses」
来る2015年7月24日から、ハーバード大学メリー・ブリントン氏をお招きして、Parental Leave Policies and Women’s Employment in Japan:Manegerial Responses.(日本の育児休業および女性雇用に対する企業)と題して、研究会を開催いたします。日本の育児休業および女性雇用に対する企業側の姿勢について社会学の立場から分析します。
参加費無料、要申込
申込の場合は、所属、氏名、連絡先をご記入の上、下記アドレスにメールでお送りください。
riwac()fc.jwu.ac.jp ()を@に変えてお送りください。
講師 Mary C.Brinton
略歴
ハーバード大学社会学部長兼ライシャワー日本研究所教授。シカゴ大学、コーネル大学を経て、2003年より現職。主な研究テーマはジェンダーの不平等、労働市場、教育、日本社会など。1990年代に日本に長期滞在し、日本の経済状況の変化が若者の雇用環境にもたらした影響を研究。
「東女×日女 オトナ女子会」のお知らせ
来る2015年7月10日に「東女&日女 オトナ女子会」を開催いたします。
第一部にトークタイムとして、政近準子さんをお招きして、「装力/これからのワタシとの付き合い方」というテーマでお話頂き、第二部は交流会を行います。
どうぞご参加下さい(要申込)。
お申込み及びお問い合わせは下記のメールアドレスまで、
お申込みの場合は、①氏名、②卒業大学、③卒業年、④連絡先(自宅電話番号または携帯電話番号)、⑤飲み物希望(赤ワインor 白ワインor オレンジジュース)を記載の上、メールアドレスにお申込みください。
twcu.jwu.joshikai()gmail.com 括弧内に@を入れてください。
プログラムなど詳細はこちらをご覧ください→チラシ
NEWS LETTER RIWAC 2016 vol.7
シンポジウム「女性のキャリア形成に大学は何ができるのか」/文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業(2011年度~2015年度)の計画/リカレント セルフリーダーシップ・プログラム/SPSSワークショップなど
「男性がケアを抱えるとき~女性労働をささえるもうひとつの観点~」RIWAC主催 2014年度シンポジウム
12月13日(土)に公開シンポジウムを開催いたしました。
女性が社会で活躍するためには、育児・介護などのケアを男性と共担していくことが求められていますが、現実はなかなか変わっていきません。今回の企画は、男性がケアを抱えたときに何が起こるのかを明らかにすることで、その打開策を探ろうとするものです。
基調講演に立命館大学大学院の天田城介先生、パネリストにニッセイ基礎研究所の土提内昭雄先生、東京都健康長寿医療センター研究所・日本学術振興会の平山亮先生、本学永井暁子先生をお迎えし、子育てや介護の経験に基づいた報告とディスカッションとなりました。
これまでのシンポジウムでは、労働市場を分析の中心においてきましたが、それを支えている背後の夫婦の生活や地域コミュニティーとのかかわり方に、女性の社会進出のヒントがかくされていることに気づかされました。
「男性がケアを抱えるとき~女性労働をささえるもうひとつの観点~」RIWAC主催 2014年度シンポジウム
来る2014年12月13日(土)13時~、「男性がケアを抱えるとき~女性労働をささえるもうひとつの観点~」と題し、シンポジウムを開催いたします。一般の方もご来場できます。
どうぞご参加ください(申込不要ですので、当日会場までお越しください)。
プログラムなど詳細はこちらをご覧ください→チラシ
2019年 第11号
『現代女性とキャリア』第11号によせて 大沢 真知子
現代女性キャリア研究所10周年によせて 岩田 正美
シンポジウム
2018年 第10号
『現代女性とキャリア』第10号によせて 大沢 真知子
シンポジウム
「なぜ女性は管理職になりたがらないのか」
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紀要『現代女性とキャリア』第6号刊行
紀要『現代女性とキャリア』第6号を刊行いたしました。
昨年度のシンポジウム「女性の活躍推進に、いま何が求められているのか」、投稿論文、教職調査報告などを掲載しています。
どうぞご覧ください。
http://riwac.jp/publication/kiyou/