日本女子大学 現代女性キャリア研究所 RIWAC Research Institute for Women and Careers

イベント

2017年度シンポジウム報告

人口減少社会のなかで、女性の労働参加は不可欠とされています。また、職場では人材不足によって女性に対する期待はますます大きくなっています。しかしながら、女性の管理職割合は依然として低く、女性は管理職になることに消極的であるといわれています。
本シンポジウムでは、「なぜ女性は管理職になりたがらないのか」をテーマに、心理学や社会学の研究成果をもとにその原因について考えるとともに、性差を超えた新たなリーダーシップ像を展望しました。

<第1部> 基調講演
「性差を超えた新たなリーダーシップの構築を」と題して日本女子大学名誉教授の本間道子先生による基調講演をいただきました。
社会心理学の研究をもとに女性のリーダーシップ(昇進意欲)の問題、リーダーシップ役割の適合性、新たな時代に向けての社会変動のなかでの新たなリーダーシップ志向などについてご説明いただきました。

<第2部> パネルディスカッション
続いて、2人のパネリストから社会学の視点から、社会心理学の視点から本シンポジウムのテーマ「なぜ女性は管理職になりたがらないのか」についてご報告いただきました。
第1報告「若年層男女の管理職志向」では、聖心女子大学の大槻奈巳先生から日本の企業の女性管理職が少ない理由をはじめ、就職超氷河期に就職した男女の管理職志向調査と新入社員の管理職志向(入社1年目と2年目)調査結果が紹介されました。
第2報告「女性の昇進を阻む心理的・社会的要因」では、広島大学坂田桐子先生から女性の昇進意欲を阻害する要因と女性の昇進意欲を高めるために考える課題、有効なリーダーシップなどついて報告されました。

その後、講演者及びパネリスト、コーディネーター(当研究所所長大沢真知子)による全体討論が行われ、フロアも交えた活発な意見交換が行われました。

講演の詳細については、次号『現代女性とキャリア』第10号(2018年10月頃発刊予定)に掲載されます。

2017年度シンポジウムのお知らせ

人口減少社会のなかで、女性の労働参加は不可欠とされています。また、職場では人材不足によって女性に対する期待はますます大きくなっています。しかしながら、女性の管理職割合は依然として低く、女性は管理職になることに消極的であるといわれています。それはなぜなのか。

本シンポジウムでは、「なぜ女性は管理職になりたがらないのか」をテーマに、心理学や社会学の研究成果をもとにその原因について考えるとともに、性差を超えた新たなリーダーシップ像を展望していきます。

プログラム:

「なぜ女性は管理職になりたがらないのか」

<第1部> 基調講演
「性差を超えた新たなリーダーシップの構築を」:本間道子(日本女子大学名誉教授)

<第2部> パネルディスカッション
パネリスト報告
「若年層男女の管理職志向」:大槻奈巳(聖心女子大学教授)
「女性の昇進を阻む心理的・社会的要因」:坂田桐子(広島大学教授)

全体討論
コーディネーター:大沢真知子(現代女性キャリア研究所 所長)

お申込の際は、件名を「シンポジウム申込み」とし、氏名・連絡先をご記入の上、
下記アドレスにメールでお送りください。
riwac()fc.jwu.ac.jp
※ ()を@に変えてお送りください。

詳細はコチラ

東女×日女 オトナ女子会 2017

2017年7月14日、19時より、東京女子大学エンパワーメント・センター及び日本女子大学現代女性キャリア研究所共催、今年度で3回目となるオトナ女子会を開催致しました。

第一部は、東京女子大学OGのエッセイスト平松洋子さんをお迎えし、「食と個人の関係をさぐる」のテーマでのご講演、第二部は立食形式の交流会、皆さまのネットワークを繋げる場として活用して頂きました。

参加された方からは、キャリア、子育てを含めた人生の参考になった、卒業生のお話を聞くことは長く働くモチベーションになるので有意義などの感想を頂戴しました。

こちらの企画は、両大学卒業生の、世代を越えたネットワーク作りの一助となればという思いでスタートしたもので、少しずつ定着してきたように思います。

来年も同時期に、実施する方向で検討しております。決定しましたら、HP上で告知致しますので、その際には、皆さま是非奮ってご参加下さい。

末筆ながら、会の遂行にご協力頂いた関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。

講演会のお知らせ

来る10月26日、エミリー・ムラセさん(サンフランシスコ市議会議員)をお招きして、「男女平等な職場づくり:「姉妹に学ぶこと」」について、講演会を行います。
是非ご参加ください。(参加費無料・要申込)
ご参加を希望される方は所属・氏名・連絡先(メールアドレス)を明記の上、下記までご連絡ください。riwac(@)fc.jwu.ac.jp     ※括弧を外してご利用ください。

エミリー・ムラセさん略歴
UCサンディエゴの大学院にて国際関係を学び修士を取得後、スタンフォード大学で博士号を取得
受賞歴 2015 Modern-Day Abolitionist Award for Government Policy
現在 サンフランシスコ市議会議員、サンフランシスコと大阪の姉妹都市協定の役員を務めており、人権擁護委員、女性市長ネットワーク委員等多くの委員会でご活躍中

概要
平等な給与。柔軟な勤務時間。有給の産休/育休。保育に携わる人々の賃金の向上。セクシュアルハラスメントのデータ。給与履歴の提出要求禁止。DV被害者の救済。サンフランシスコはこのようにして職場での男女平等を促進しています。1998年、サンフランシスコは国連の女子差別撤廃条約を反映した条令を制定した、世界で初めての都市になりました。それ以来、サンフランシスコ女性地位局は女子差別撤廃条約に関する条例を監督し、職場における男女平等を促進してきました。エドウィン・リー現市長は男女平等を政策の優先事項としていましてサンフランシスコの職場における男女平等の促進方策をシェアしたいと考えています。

研究会報告「「日本企業における女性活躍」経済政策に関する実証分析」

 産能短期大学の石塚浩美先生をお招きし、「「日本企業における女性活躍」経済政策に関する実証分析―韓国・中国企業と労働市場との比較―」についての研究会を開催いたしました。

 日中韓における、男女別・職位別にみるワークとライフの実状、昇進要因に関する分析、政策課題について、丁寧にご説明頂きました。

 日本における「女性活躍」経済政策実現に向けた課題が浮き彫りとなり、今後の解決策なども含めて、活発な議論が交わされ、非常に有意義な研究会となりました。

『現代女性とキャリア』投稿受付中

本研究所機関誌『現代女性とキャリア』にて、投稿論文を募集しております。
(来年度刊行分は2月末まで)どうぞご応募ください。

2016年度シンポジウムのお知らせ

超高齢化社会のなか、介護を中心とした家族への「ケア」をめぐる課題が大きくなっています。介護保険施行後15年余りが過ぎ、サービスの選択肢ができてきた一方で、家族のあり方や価値観が多様化し、女性の就業の進展や雇用不安定化などにより、従来のような家族、特に女性を中心としたケア提供を前提とした体制は限界をむかえ、時代や社会の変化に対応した新たなケアのあり方が求められています。

本講演会では、在宅を中心とする家族介護者のケアをめぐる現状と課題を整理し、男性介護者(息子介護)や若者(ヤングケアラー)によるケア、さらには介護と育児というダブルケアなど、新たなケアの実態について多角的な視点から捉えていきます。家族ケアの実態から、求められる家族支援策、超高齢化社会や家族ケアの今後について議論していきたいと思います。

プログラム:

<第1部>

基調講演

「介護する人(ケアラー)に社会的支援を」 堀越栄子(日本女子大学家政学部教授)

パネリスト講演

「在宅での家族介護の負担」:菊澤佐江子(法政大学社会学部准教授)

「ヤングケアラーとして見えたこと」:井手大喜(草加市議会議員、ケアラー)

「広がるダブルケアにどう向き合う?」:佐塚玲子(特定非営利活動法人よこはま地域福祉研究センター センター長)

「男性性とケア―おとこの看方(みかた)とその見方」:平山亮(東京都健康長寿医療センター研究所研究員)

<第2部>

全体討論

コーディネーター:大沢真知子(日本女子大学現代女性キャリア研究所所長)

講師プロフィールなど詳細はこちらをご覧ください→チラシ

要申込、お申し込み先:(外部サイト、こくちーず内http://kokucheese.com/event/index/433425/

なお、こくちーずがご利用になれない方は、当研究所にお電話もしくはメールにて、ご氏名・ご連絡先をお伝えの上、お申込みください。

出版しました

研究所の調査をもとにした著書、『なぜ女性は仕事を辞めるのか―5155人の軌跡から読み解く』(日本女子大学現代女性キャリア研究所編・岩田正美/大沢真知子編著)が青弓社から出版されております。
ご関心がございましたら、是非お近くの書店でお買い求めください。

詳しくは以下チラシをご覧ください。
チラシ

「Parental Leave Policies and Women’s Employment in Japan:Manegerial Responses」

来る2015年7月24日から、ハーバード大学メリー・ブリントン氏をお招きして、Parental Leave Policies and Women’s Employment in Japan:Manegerial Responses.(日本の育児休業および女性雇用に対する企業)と題して、研究会を開催いたします。日本の育児休業および女性雇用に対する企業側の姿勢について社会学の立場から分析します。
参加費無料、要申込

申込の場合は、所属、氏名、連絡先をご記入の上、下記アドレスにメールでお送りください。
riwac()fc.jwu.ac.jp ()を@に変えてお送りください。

講師 Mary C.Brinton
略歴
ハーバード大学社会学部長兼ライシャワー日本研究所教授。シカゴ大学、コーネル大学を経て、2003年より現職。主な研究テーマはジェンダーの不平等、労働市場、教育、日本社会など。1990年代に日本に長期滞在し、日本の経済状況の変化が若者の雇用環境にもたらした影響を研究。

「東女×日女 オトナ女子会」のお知らせ

来る2015年7月10日に「東女&日女 オトナ女子会」を開催いたします。
第一部にトークタイムとして、政近準子さんをお招きして、「装力/これからのワタシとの付き合い方」というテーマでお話頂き、第二部は交流会を行います。

どうぞご参加下さい(要申込)。

お申込み及びお問い合わせは下記のメールアドレスまで、
お申込みの場合は、①氏名、②卒業大学、③卒業年、④連絡先(自宅電話番号または携帯電話番号)、⑤飲み物希望(赤ワインor 白ワインor オレンジジュース)を記載の上、メールアドレスにお申込みください。
twcu.jwu.joshikai()gmail.com      括弧内に@を入れてください。

プログラムなど詳細はこちらをご覧ください→チラシ

 

 

 

 

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