日本女子大学 現代女性キャリア研究所 RIWAC Research Institute for Women and Careers

関連出版物

研究所の研究員が携わった書籍等です。

書籍発売のお知らせ

書籍が出版されました。
是非ご一読ください。

  • なぜ女性管理職は少ないのか 女性の昇進を妨げる要因を考える』
         大沢 真知子 編著・日本女子大学現代女性キャリア研究所 編 
    (青弓社ライブラリー)
    女性が管理職になれない/なりたがらないのはなぜか。各種統計やインタビューから、職場が抱える構造的な問題、女性の心理的な葛藤、待遇面・役割面での格差や差別などの要因を検証して、多様性を生かすために新たなリーダーシップ像の確立を訴える。2019年3月27日 発売

解説
人口減少社会のなかで女性の労働参加は不可欠であり、職場では人材不足によって女性に対する期待はますます大きくなっている。しかし、女性管理職の割合は低く、同時に、女性自身が管理職に就くことに消極的だとも指摘されている。
何がその障壁になっているのか――その要因を、男性中心のリーダーシップ像や女性が抱える心理的な葛藤、職場に根強い待遇面・役割面での差別、セクハラなど、具体的な事例や各種の統計から明らかにする。
男性・女性が平等に活躍できる場を作って公平な評価制度を確立する必要性を指摘して、性別や正規・非正規に基づく格差を解消し多様性を活かすために、新たなリーダーシップ像の確立を訴える。

目次
序 章 女性と管理職をめぐる現状 大沢真知子
 1 ジェンダー・ステレオタイプ
 2 評価者に存在するジェンダーバイアス
 3 性差を超えた新たなリーダーシップの導入が求められている
 4 日本はいま、時代の転換点に立っている

第1章 女性の昇進を阻む心理的・社会的要因 坂田桐子
 1 女性の昇進意欲に関する先行研究の知見
 2 ステレオタイプ
 3 好意的性差別

第2章 女性管理職の声から考える――管理職志向の変化と職場重視モデル 大槻奈巳
 1 管理職志向を職場重視モデルから考える必要性
 2 新入社員の管理職志向
 3 若年層男女の管理職志向
 4 管理職になってみて――女性管理職の事例
 5 真の女性活躍のために

第3章 性差を超えた新たなリーダーシップ構築を 本間道子
 1 関心の高さと現状の低さ
 2 権力・権威志向ではない――進化心理学から
 3 リーダーシップ役割――役割不適合性理論
 4 現場では何が起きているか?
 5 職場ではリーダーシップに男女の差異はあるのだろうか
 6 社会通念との闘い――社会的バリアを超えて

第4章 ダイバーシティ&インクルージョンの必要性とその課題 大沢真知子
 1 静かな革命とジェンダー革命
 2 日本に起きている静かな革命
 3 静かな革命の静かすぎる理由
 4 ダイバーシティ&インクルージョン経営
 5 女性にも必要な意識改革

 

  • 『21世紀の女性と仕事』 大沢 真知子 著   
    (左右社・放送大学叢書)
    女性たちは相変わらず将来のキャリアを描ききれず、企業も女性をどう活躍させたらいいのか、その具体像を提示できていない。(中略)さらにシングルマザーの貧困が問題化するなど、格差はより拡大し、次世代に継承されている。日本でも静かな革命が起きているとしたら、諸外国に比べてそれがあまりに小さな変化であるのはなぜなのか。それを解明するために書いたのが、本書である。2018年4月30日 発売

はじめに 
第一章    アメリカと日本の「静かな革命」 
第二章    労働経済理論とその見落とし 
第三章    ジェンダー革命と出生率の回復 
第四章    なぜ女性は仕事を辞めるのか 
第五章    男女格差のメカニズム 
第六章    転職しづらい日本の労働市場 
第七章    教育と女性の就業 
第八章    企業の法対応の功罪 
第九章    非正規労働と女性の貧困 
第十章    男性へと拡がる格差 
第十一章    意識の壁に挑む 
第十二章    ダイバーシティ&インクルージョン
おわりに

  • 妻の就労で夫婦関係はいかに変化するのか』 三具 淳子 著
    (ミネルヴァ書房・現代社会政策のフロンティア)
    「近代家族」の矛盾を問い、「夫婦の危機」を探る。妻の回顧的な「語り」によるジェンダー分析。夫婦の関係性は、妻の就業状況によっていかに異なるのか。断続的な就業経験(正規、非正規、パートタイムなど)を もつ妻の就業状況に時間軸を取り入れ、権力関係変容のプロセスを分析する。本書は、「近代家族」に内在する矛盾を問い直し、非対称的なジェンダー・アレンジメント生成の過程を明確にする。なにより、「夫婦の危機」の発生を読み解くものである。
    2018年5月10日 発売

日本女子大学現代女性キャリア研究所

共編著

  • 『なぜ女性は仕事を辞めるのか―5155人の軌跡から読み解く』(岩田正美/大沢真知子編著,日本女子大学現代女性キャリア研究所編,2015,青弓社)

大沢真知子

単著

  • 21世紀の女性と仕事』(2018, 放送大学叢書)
  • 『日本型ワーキングプアの本質――多様性を包み込み活かす社会へ』(2010,岩波書店)
  • 『ワークライフシナジー―生活と仕事の“相互作用”が変える企業社会』(2008,岩波書店)
  • 『ワークライフバランス社会へ―個人が主役の働き方 大沢 真知子』 (2006,岩波書店)
  • 『新しい家族のための経済学―変わりゆく企業社会のなかの女性』 (1998,中公新書)
  • 『経済変化と女子労働―日米の比較研究』 (1993,日本経済評論社)

共編著

  • 『妻が再就職するとき―セカンド・チャンス社会へ』(大沢真知子+鈴木陽子著,2012,エヌティティ出版)
  • 『21世紀の女性と仕事』(大沢 真知子+原田 順子編, 2006,放送大学出版会)

三具淳子

単著

  • 妻の就労で夫婦関係はいかに変化するのか』(2018,ミネルヴァ書房)

共著

  • 『「労働」の社会分析』(ミリアム・グラックスマン著,木本喜美子ほか訳,2014年,法政大学出版局)

杉浦浩美

単著

『働く女性とマタニティ・ハラスメント-「労働する身体」と「産む身体」を生きる』(2009,大月書店)

共著

  • 『多元的共生社会の構想』(菅沼隆+河東田博+河野哲也編,2014,現代書館)
  • 『自立と福祉―制度・臨床への学際的アプローチ』(庄司洋子+菅沼隆+河東田博+河野哲也編,2013,現代書館)
  • 『セクシュアリティの多様性と排除〈差別と排除の「いま」〉第6巻』(好井裕明編著,2010,明石書店)
  • 『女性白書〈2010〉女性の貧困―変わる世界と日本の遅れ』(日本婦人団体連合会編, 2010,ほるぷ出版)

 

榊原(関)圭子

共著

  • Creating Healthy Workplaces-Stress Reduction, Improved Well-being, and Organizational Effectiveness. Biron, C, Burke, RJ, Cooper, CL(eds) , 2014, Gower Publishing

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