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シンポジウム報告「コロナ時代の女性の就労とリカレント教育」
- 日付:
- 2021年12月18日(土)
12月18日(土)にシンポジウム「コロナ時代の女性の就労とリカレント教育」を開催いたしました。今回は、女性のリカレント教育に取り組む「リカレント教育推進協議会」主催、現代女性キャリア研究所共催として、大同生命保険株式会社様にもご支援いただきました。
シンポジウムでは、ウィズコロナの時代に女性が自身のライフステージをいかに切り開いていけばよいのかということを探るため、基調講演と多方面にわたるパネリストによるディスカッションが行われました。
まず、連合総研(公益財団法人連合総合生活開発研究所) 主幹研究員の中村天江先生から「雇用流動化と働く人の「ボイス」」と題して、自分らしく自律的にキャリアを築いていくためには、多岐にわたる労働条件などについて会社に希望を伝えることが大切であるとのお話がありました。豊富な調査結果の分析を通して、諸外国と日本の状況との比較、個別交渉(i deals)で希望が実現する可能性が高い労働条件などをご紹介いただきました。
続いて、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 執行役員 矢島洋子先生からは、「ジェンダー平等の推進とリカレント教育」として、日本の女性労働に関する調査結果からライフステージに応じて変わる働き方、男女の賃金格差、育児期の女性の育成などについてご説明いただきました。また、企業内でキャリアアップを支援する仕組みや必要性などについてもご紹介いただきました。
その後のパネルディスカッションでは、日本女子大学の坂本清恵先生、関西学院大学の船越伴子先生、明治大学の井田正道先生、京都光華女子大学の加藤千恵先生による4大学のリカレント教育の取組みのご報告を踏まえ、矢島洋子先生をコーディネーターとして5名のパネリストによる議論が行われました。今後も女性の就労支援ニーズに応えるため、各大学間の連携の方向性などについて検討がなされました。
今回のシンポジウムは、コロナ感染症対策によりウェビナー開催となりましたが、全国から約130名の方がご参加下さりました。年末のお忙しいなか、ご参加いただいた皆さま、関係者の皆さまに改めてお礼を申し上げます。