シンポジウム
「女性の活躍推進と司法の課題~中国電力男女賃金差別事件・控訴審判決から見えてくるもの~」
- 日付:
- 2014年6月20日(金)
さる2014年6月20日、日本女子大学新泉山館において、「女性の活躍推進と司法の課題~中国電力男女賃金差別事件・控訴審判決から見えてくるもの~」というシンポジウムを開催いたしました。中国電力における男女賃金差別裁判は、現在、最高裁に上告されており、その判断が待たれているところです。
当日は、担当弁護士である宮地光子先生をお迎えし、日本における男女賃金差別裁判の歴史的経過や、中国電力事件がもっている意味、さらに最高裁判決に向けての取り組みなど、詳しいご報告をいただきました。また、広島から原告の長迫忍さん、支援者の森田豪さんがご参加くださいました。長迫さんが、この裁判を闘ってこられた長年の思いと最高裁判決に向けての決意を語られると、フロアからは大きな拍手がおこりました。さらに、ともに闘ってこられた支援者の森田豪さんからは力強いメッセージが発せられ、改めて、この裁判の重要性をフロア全体で共有することとなりました。フロアには、最高裁上告に際し、「最高裁への意見書」を執筆されたシカゴ大学の山口一男先生も駆けつけてくださいました。
司法や企業におけるジェンダー・バイアスを取り除き、男女格差を是正していくために、いま何が必要なのか、何をしなければならないのか、それを問いかけるシンポジウムとなったと思います。
当日ご参加いただいたみなさまに、この場を借りてお礼を申し上げます。